黄昏泣きとは|定義・原因・対処法・いつまで続くか完全ガイド
「夕方になると赤ちゃんが理由もなく泣き続ける…」——黄昏泣き(コリック)は生後2〜4か月をピークに見られる一過性の現象です。本記事は2026年5月時点の小児科一般情報をもとに、原因仮説と対処法、いつまで続くかをやさしく整理しました。
目次10項目
著者: ながみー(4歳娘・2歳息子の父/編集長)・最終更新 2026年5月
結論|黄昏泣きの基本
- 別名:コリック(Colic)・3か月コリック
- 時期:生後 2〜3週間から始まり、5〜6か月で消失
- ピーク:生後 2〜4か月ごろ
- 時間帯:主に 夕方〜夜(17〜22時)
- 特徴:泣く理由が不明・あやしてもおさまりにくい
- 見通し:必ず終わる 一過性の発達現象
黄昏泣きとは何か
黄昏泣きは、 「乳児期前半に、夕方〜夜にかけて理由もなく激しく泣き続ける現象」 です。英語では Colic(コリック) と呼ばれ、海外でもよく知られています。元気で授乳・睡眠も問題ない赤ちゃんが、毎日決まった時間帯に泣き出すのが典型です。
Wessel基準(古典的定義)
- 1日3時間以上
- 週3日以上
- 3週間以上続く
- 原因不明の激しい泣き
「3の法則」とも呼ばれます。
原因(仮説)
明確な原因は 解明されていません。複数の要因が考えられています。
| 仮説 | 内容 |
|---|---|
| 自律神経の未熟さ | 体内リズムが整っていない |
| 1日の刺激の蓄積 | 夕方に疲れがピーク |
| 消化器の未熟さ | ガス・腸の動きが影響 |
| 腸内細菌のアンバランス | 善玉菌の発達が未熟 |
| 環境の変化 | 夕方の家の騒がしさ・親の疲れを敏感に察知 |
| 体温調節 | 夕方の気温変化 |
「親の育て方や授乳の仕方が原因ではない」というのは小児科でも繰り返し説明される点です。
いつから・いつまで続く
| 時期 | 状態 |
|---|---|
| 生後2〜3週 | 始まる子が増える |
| 生後2〜4か月 | ピーク |
| 生後5〜6か月 | ほぼ消失 |
ほとんどの場合、 6か月までに自然に治まる ため「6か月コリック」とも。
対処法(試す価値のあるもの)
1. 5つの「S」(小児科医ハーヴェイ・カープ博士提唱)
| S | 内容 |
|---|---|
| Swaddling(おくるみ) | しっかり包む |
| Side or Stomach position | 横向き・うつ伏せ気味に抱く(寝かせるのは仰向け) |
| Shushing(シーッ音) | 「シーッ」と耳元で繰り返す |
| Swinging(揺らす) | 抱っこでゆっくり揺らす |
| Sucking(吸う) | おしゃぶり・授乳 |
2. 環境調整
- 部屋を 薄暗くして静かに
- 落ち着いた音楽・ホワイトノイズ
- お風呂で気分転換
- 外気浴・ベランダで気分転換
3. 親のケア
- 2人体制で交代(パートナーやサポーターと)
- 「あやしてもダメな日」と割り切る
- ベビーベッドに寝かせて少し離れる時間も◎
- 泣き止ませようと頑張りすぎない
4. 受診の目安
下記の場合は 黄昏泣きではない可能性 があるので小児科へ。
- 発熱・嘔吐・下痢・血便を伴う
- 泣き方がいつもと違う(甲高い・弱々しい)
- ぐったり・授乳量が減った
- 全身がカチカチに硬い
メリット・デメリット(理解しておくこと)
| 知っておくと良いこと |
|---|
| 黄昏泣き自体は 病気ではない |
| 親の関わりが原因 ではない |
| 必ず終わる 一過性 の現象 |
| 親のストレスは大きい・休む工夫が必要 |
| 揺さぶられ症候群に注意(強く揺らさない) |
揺さぶられ症候群(SBS)への注意
泣き止まないからといって 強く揺らすのは絶対NG。 乳児揺さぶられ症候群(SBS) は脳に深刻な障害を残す危険があります。 抱っこで優しく揺らす程度 にとどめましょう。
我が家のリアル
我が家は娘が 生後2か月の終わり から黄昏泣きが始まりました。毎日17時頃から 2〜3時間絶叫。「何でこの子だけ?」と泣きそうになる夜が続きました。試した中で効いたのは おくるみ+ベランダで外気浴+抱っこ歌。それでもダメな日は 私(夫)と妻でバトンタッチ、片方は別室で耳栓して10分休む、を回していました。 生後5か月頃 にすっと泣かなくなり「終わり」を実感。息子の時は経験済みで「これは2か月限定の現象」と知っていたので、メンタルが圧倒的にラクでした。「終わる」と知っているだけで耐えられる のが、黄昏泣きの特徴かもしれません。
まとめ
- 黄昏泣きは 生後2〜4か月をピーク、5〜6か月で消失 する一過性現象
- 原因は 解明されていない(親の育て方ではない)
- 5つのS ・環境調整・交代制で乗り切る
- 強く揺さぶるのは絶対NG(SBSに注意)
- 発熱・嘔吐などを伴う場合は小児科へ
関連記事
※ 本記事は2026年5月時点の小児科の一般情報をもとに作成しています。赤ちゃんの泣き方には個人差があります。発熱・ぐったり・嘔吐などを伴う場合は 小児科・夜間救急(#8000) にご相談ください。
よくある質問
ながみー(きょうのこ運営)
共働き家庭で子育て中の運営者。「今日どうする?」を決めやすくするためのサイトを運営しています。





