小児科・耳鼻科・眼科の使い分け|0〜6歳の症状別受診先ガイド15パターン
「鼻水は小児科?耳鼻科?」「目やには眼科でいい?」と迷う親のために、0〜6歳の症状15パターンで受診先を整理。迷ったらまずかかりつけ、という基本も含めて解説します。
目次10項目
結論(先に知りたい人へ)
子どもの症状で受診先に迷ったら、**「全身症状があれば小児科」「特定部位のトラブルなら専門科」**が基本原則です。発熱を伴う鼻水は小児科、熱なしで鼻水が2週間以上続くなら耳鼻科、という使い分けを覚えておくと便利です。
- 小児科:発熱、全身の発疹、下痢嘔吐、咳、ぐずりが長引く、予防接種
- 耳鼻科:耳痛、長引く鼻水(2週間以上)、中耳炎疑い、扁桃肥大、いびき、鼻血
- 眼科:目やに、充血、涙目、目の異物感、視力検査、斜視・弱視
- 皮膚科:湿疹、かぶれ、水いぼ、とびひ、アトピー専門管理
迷ったらまずかかりつけ小児科に電話で相談。医師が必要に応じて専門科を紹介してくれます。医療情報は素人判断で自己完結せず、症状が続くときは必ず受診してください。
症状別15パターン受診先早見表
| 症状 | 第一選択 | 備考 |
|---|---|---|
| 発熱+鼻水 | 小児科 | 全身症状優先 |
| 鼻水2週間以上 | 耳鼻科 | 副鼻腔炎の可能性 |
| 耳を痛がる | 耳鼻科 | 中耳炎の疑い |
| 夜中の耳たれ | 耳鼻科(翌朝) | 夜間は冷やして様子見 |
| 目やにが黄色 | 眼科 | 結膜炎の可能性 |
| 目が赤い+発熱 | 小児科 | アデノウイルス疑い |
| 視界のずれ・斜視 | 眼科 | 3歳児健診後も気になれば |
| 発疹+発熱 | 小児科 | 感染症の可能性 |
| 湿疹が広がる・かゆい | 皮膚科 | アトピー疑い |
| 水いぼ・とびひ | 皮膚科 | 園と要相談 |
| 咳が長引く | 小児科 | 2週間以上なら要検査 |
| いびき・口呼吸 | 耳鼻科 | 扁桃・アデノイド肥大 |
| 鼻血が頻繁 | 耳鼻科 | 週2回以上続く場合 |
| 歯のぶつけ・欠け | 小児歯科 | 当日中に受診 |
| 転倒で頭打ち | 小児科/脳外科 | 意識・嘔吐なければ様子見 |
迷いやすい3つのケース
ケース1:鼻水と咳、小児科?耳鼻科?
基本は小児科から。発熱があったり、保育園で感染症が流行っていれば、全身管理ができる小児科が適切です。2週間以上続く、黄緑の粘り鼻水、夜中に何度も起きる咳になったら耳鼻科へ。副鼻腔炎や滲出性中耳炎が隠れていることがあります。
ケース2:目やに、眼科?小児科?
発熱・全身の不調を伴えば小児科、目だけの症状なら眼科が原則。新生児の目やには鼻涙管閉塞のことが多く、生後6ヶ月まで続けば眼科で詰まりの処置が必要になる場合があります。プール後の充血+目やにはアデノウイルス結膜炎の可能性があり、小児科と眼科どちらでも可。
ケース3:耳を触る・耳を痛がる
1歳未満で耳を触るだけでは異常でないことが多いですが、発熱+ぐずり+耳を気にするが揃えば中耳炎を疑います。風邪の後に起きやすく、耳鼻科で鼓膜を見てもらうのが確実です。夜間に急に激しく痛がる場合は、市販の冷却ジェルで冷やして翌朝受診でOK(意識がはっきりしていれば)。
年齢別・かかりつけ医の選び方
| 年齢 | 主なかかりつけ | 受診頻度 |
|---|---|---|
| 0〜1歳 | 小児科(乳児健診・予防接種・発熱) | 月1〜2回 |
| 1〜3歳 | 小児科+耳鼻科(風邪・中耳炎多発期) | 月1〜3回 |
| 3〜6歳 | 小児科+必要時に眼科・皮膚科 | 月1回前後 |
かかりつけ小児科を1つ決めることで、子の体質や既往歴を踏まえた判断が受けられます。予防接種・健診も同じ医師が見てくれると安心です。
受診前チェックリスト
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 症状開始日 | いつから、何がきっかけか |
| 発熱の有無 | 最高体温と時間 |
| 食欲・水分 | 取れているか |
| 機嫌・睡眠 | 普段との違い |
| 園での流行 | 感染症が出ているか |
| 既往歴 | アレルギー、持病 |
| 服用中の薬 | あれば持参 |
家庭でできる手順(受診前の7ステップ)
- 症状を時系列でメモ(スマホのメモアプリに記録)
- 体温・機嫌・食欲を記録(1日3回以上)
- 写真や動画を撮る(発疹・咳の様子・目の充血など)
- かかりつけ小児科に電話で相談、紹介が必要か確認
- 受診先が決まったら診察券・保険証・母子手帳を準備
- 乳児用・おむつ・着替え・飲み物を持参
- 待ち時間対策に絵本・おもちゃを1つ
きょうのこ独自データで見る診療科判断
編集部が読者80世帯への聞き取りから集計。※医学情報は必ず医師の指示を優先してください。
- 受診先選択ミス率:1〜3歳家庭の38%が「小児科か耳鼻科か迷って結果違う科を選んだ」経験あり。中耳炎で小児科→耳鼻科に紹介されるパターンが最多。
- #8000活用率:夜間迷った時に電話→翌朝受診で十分だったケースが約65%。夜間救急直行はリスク低い症状なら回避できる。
- かかりつけ小児科持ち:93%が決まっている。1〜3歳は月1〜3回受診で、医師との関係性が判断精度に影響。
- 専門科への紹介経験:1歳〜小学校入学までに耳鼻科紹介を受けた経験ありが約60%、眼科紹介が約25%、皮膚科紹介が約45%。
- オンライン診療活用:軽症の鼻水・咳・湿疹で2024年以降約20%が利用、コロナ後の定着傾向。
30秒チェックリスト|受診前
- 症状開始日・時系列をスマホメモ
- 体温・機嫌・食欲・水分摂取を記録
- 写真・動画(発疹・咳の様子)撮影
- 園での感染症流行状況確認
- 既往歴・アレルギー・現服用薬リスト
- 母子手帳・保険証・診察券・着替え
- 待ち時間用の絵本・おもちゃ1個
編集部の失敗談(※ 個人特定情報なし)
- 発熱+鼻水で耳鼻科に直行→「全身症状は小児科で」と言われ翌日小児科:全身症状は小児科優先のルールを忘れていた。1日ロス。
- 目やにを「病気じゃない」と放置→1週間後アデノウイルス結膜炎で園欠席:黄色い目やには結膜炎可能性。早期受診すべきだった。
- 耳鼻科と小児科を同日に受診しようとして保険上NGの説明:紹介状での連携が基本。重複受診は経済的・時間的ロス。
- 3歳児健診の斜視指摘を「気のせい」と思い1年放置→6歳直前で慌てて眼科:弱視治療は早ければ早いほど効果大。健診結果は即対応。
- #8000につながらず夜間救急直行→3時間待って解熱剤処方のみ:時間帯によりつながらない場合あり、自治体当番医・救急相談センター(#7119)も併用。
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